「だって、高田くんいつも山本さんを目で追ってるよ?」 「はぁ?見てねぇって」 何で俺が山本なんか見なきゃいけねぇんだよ。 そりゃちょっと、山本が俺のこと避けてる時はさぁ気になったけど、それ以外はないな。 「まぁ山本さんはモテるっぽいし取られないようにしなよ。じゃぁね!」 そう言って佐藤は、自転車に乗って帰った。