高田が怖すぎて手に冷や汗をかいてしまう。 もう、席に戻っていいかな? なんて都合のいいことを考える私。 本当は家に帰りたいけど、高田かみんなのいる席なら、みんながいる方を選ぶよ。 だから 「じゃぁ…ね」 とだけ言ってこの場から逃げようとすると… ―ガシッ 高田に腕を捕まれた。 振り向くと、さっきよりも更に怖い顔している高田。 ちょっ… マジで何なの!? つか手離して欲しいんだけど。 でも、ものすごい力で腕を握られていて離すことができない。