ありがちな恋

家に帰ったら俺の母さんが居間でくつろいでいた。

「ただいま」

「おかえ……ってその子誰?」

ふふ、聞いておどろくなよ

「こいつは……空だ。星野空」

「お久しぶりです。おばちゃん?」

「あ、ああ・・・」

その反応はもう愛奈がやってくれましたから
間に合ってます。

「もういいからそれは」

「おばさん。私もさっきも驚いたから大丈夫だよ」

愛奈が母さんと何か話しているが面倒なので
俺はそそくさと自分の部屋に上がった。

「愛奈~。お茶入れてきれくれ~」

愛奈にお茶を頼みながら。