「俺の腕を認めるならやめて
やらんこともないぞ愛奈」

「認める!認めるから~!や~め~て~」

叩く手をやめてやる。

「ハァハァ、痛かった!お兄ちゃんの意地悪!」

そんなこといわれてもこんなこと
日常茶飯事なので痛くもかゆくもないな。


ちょっと後日談を話そう。
ダブルデートから帰ってきた愛奈の両親が
愛奈の作った自称チャーハンを食べて次の日
一日中トイレにこもりきりだったらしい。

俺はなんともなかったのだが、愛奈の作る
チャーハンは二度と食べないと神に誓ったので
あった。