そうだろうそうだろう。
驚くだろう驚くだろう。

「昔な、バイトしていた時期が合ってな
中華屋で働いてたんだよ!んで、そこでみんな
の賄いを作ってるうちになんか店長も驚くほどの
腕になっちまった。だからこれは中華屋おお墨付き
チャーハンな」

驚いた顔がさらに驚く。

「すごいお兄ちゃん!・・・でも私の
チャーハンの方がおいしいかも」

「この期に及んで、ま・だ・言・う・か!」

「うそ~うそ~痛~い、叩かないで~」

愛奈は俺の手から逃れるためかバタバタしている。