「え?何するの?」

「何でもいいだろ。お前はそこに
座って、犬よろしく待ってろ」

俺はキッチンに向かってエプロンを
借りる。

愛奈の家のキッチンは我が家のキッチン
よりもきれいにしてあった。

「よし、はじめるか!」

俺はチャーハンの材料を切り
タマゴをとかし、中華なべに
油をいれ炒めた。