愛奈は夜中に目が覚めた。
よく見たら自分の部屋の天井では
なかったが、よく見慣れている天井
ということに気付いた。

(ここって…お兄ちゃんの部屋…だよね?)

眠たい眼をこすりながら体を起こす。
そうしたらなぜか横からう~んと
うなり声みたいな声が聞こえた。

(な、なに!?)

声の方を見てみるとそこには健が寝ていた。
…同じ布団で。