だが、俺はもう諦めた。子供の頃にも
こんなことあったよな。
…このまま寝るか。

俺も布団に入って、愛奈が風邪をひかないように
布団をかけてやる。

「ありがとうお兄ちゃん。……大好き」ムニャムニャ

「俺も好きだぜ~。愛奈~」

と言って、一人で笑う。何をいまさら。
昔から一緒だったのだから当然だろう?
兄妹みたいなもんだ。こいつだってそう
思ってるだろう。これ確実。

あ~眠たい。てことでおやすみ。愛奈。