2011年1月19日、今日は胡桃がご飯を食べにハンモックから出て来ていないなと思い

様子を見に行くと、下血をしてお尻が泥んこだった。

すぐにお湯で洗ってやり、暖かくして

夕方の獣医さんの診察時間を待った。

パパと二人で車で連れて行き、受診する。

持参した便に血液は混ざっていないし、見た所元気そうなので

整腸剤で様子を診ましょうと言う事だった。

元気そうとは言われたけど、家に帰ったら結構ぐったりしているし

いつもはもっとちょうだいとねだるフェレットバイトも舐めようとしない。

トイレに行きやすいように、私の布団のすぐ側にトイレを置き

もしも間に合わなくてもいいように、布団にトイレシーツも敷いた。

でもふらついた足でも、健気にトイレまで行こうとする。

結局間に合わなくて、布団で出てしまうけど

気にしなくていいよと、拭き取りタオルを敷いて対処した。

獣医さんが治るって言ってくれた言葉を信じて

殆ど寝ずの看病が始まった。

トイレに気付いてやれるように、睡眠薬は飲まずに寝た。

一進一退の状態が続いた。

私は胡桃が虐待され、捨てられた事を知った時

必ずうちで幸せにしてやるからと約束した。

だから、胡桃に「まだ死んじゃダメ。お母さんはまだ胡桃を幸せにしてやってないから、

だからまだ死ぬのは早いんだよ。」と毎日言い聞かせていた。

今思うと、胡桃に申し訳ない事をしたとおもう。

私は情けない事に、看病が始まって12日目にダウンしてしまった。

とにかくゆっくり寝るようにとパパに促され

胡桃はパパに託し、久しぶりに睡眠薬をのんで一晩ぐっすり眠った。

次の朝、胡桃の姿が見当たらないので

もしかしたら、寝ている間に死んでしまって

パパが下に連れて行ったのかも知れないと思い

大急ぎでリビングに降りた。

リビングには、仕事に行ったはずのパパがこたつにはいってテレビを観ていた。

「胡桃知ってる?」と聞くと、「今こたつの中で落ち着いているよ。」との事。

よかったと思った。