「…ごめんなさい」


「…そうか」




 あたしは何とかその場を振り切った。




「悪かったな」


「いえ、こちらこそすみません」




 あたしは資料室をあとにした。




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「蛍っ?!」


「あやかチャン」




 食堂に戻ると、あやかチャンがあたしに飛びついてきた。



「大丈夫だった?!
 何もされなかった?!」


「うん、大丈夫だったよ」


「そぅ…
 良かった」



 
 まぁ、かなりピンチだったけどね。




「蛍、気をつけてね」


「うん」




 …やっぱり篠塚くんは、要注意だ。