「ちょっと洸汰!

 あんた臭い!」


「あぁん?」


「また女の匂いついてるっつってんの!」


「…げ」


「げ、じゃないよ!げ、じゃ!」




 まじ最悪…



「で?
 あやかお前、コイツと友ダチになったのか?」


「だったら何よ」


「別に?」



 別に、何でもねぇけど…


 さっきの奴と、同じ匂いなんだよな~…


 香水臭くねぇし、髪型だって似てる気が…




「あやか、お前今日俺にメールしろ」


「はぁっ?
 何であたしが「いいからメールしろ」



 この地味子は何なのか聞いてやる



「じゃあな」

「ちょっ、ちょっと洸汰っ!」



 俺はさっさと家に帰った。