「疲れた…」


 そぅ呟きながら俺は鞄を持って教室をでた。







 すると、前にはあやか。



 ────…と、地味な奴。



 なんつー名前だったっけな~



「あやか」


 あやかは、小学校からの付き合い。


 だから全く俺には興味を示さない。


 まぁ、それが普通なんだろうけどな


 
「ぅわっ!
 びっくりしたぁっ…って、


 なんだ、洸汰か」


「なんだって、何だよ…」


「別に~?」


 
 あやかの隣で、ずっと黙ってる地味。


「おぃ」


「…はぃっ?!」


「お前、さ。
 なんつー名前だっけ?」


「さっ…早乙女っ…蛍」


「ふーん」



 ってか何で、こんなにビクビクしてんだ?