「大翔っ… 何処行くのっ…? 腕、痛いよっ…」 「黙ってついてこいよ」 大翔はあたしの腕を離してくれない。 むしろ、握る力が強くなる。 そして、ついた先は。 「入れよ」 「大翔? ここって…」 「早く」 大翔にせかされ、あたしは大翔が言うままそこに入った。 「今、お父さんとお母さんは仕事…だよね?」 「あぁ」 そぅ。 あたし達が来たのは、 大翔の家。