「蛍っ・・・ ほたる・・・!」 「おい、大丈夫か! 早乙女!」 「あたしの所為だよね・・・! ごめんね蛍、 ごめんね───・・・!」 ほたる・・・ ほたるっ・・・ 何度呼んでも。 何度祈っても。 何度思い出しても。 蛍は返ってこない。 蛍は、戻ってこない。