「いつものように、あたしは学校に行った。 すると、学校の前にはたくさんのバイクがとまってた。」 「蛍はそのとき、ヤクザのことなんて全然知らなかったんだよね?」 「う、ん その中から、金髪の男が出てきて、こういったんだ。 『笹原 大翔はどこだぁっ!』 って。 びっくりした。 何でこんな人が大翔のこと知ってるんだって、思った。 あたしは急いで、教室へ行った。 大翔、教室で震えてた…」 あの時の大翔の顔が、今でも忘れられない。