「いってきまーす。」


もちろん。応答無し……




駅に向かう途中昨日の夜の事を思いだした。

あの男の人は大丈夫かな?



細やかな疑問。
傷だらけだったし.....


まぁ私には関係ないな。



そんなこんなで駅に到着。
隣街までの短い距離だか駅に乗って行く。


隣街の駅につきホームに入った瞬間、ホーム一杯に響く声が聞こえた。




「みずおっはよー!!!」



元気に手を振っている彼女は私の親友の瀬戸梓(セト アズサ)。

私とは、同じ学年で中学からの仲だ。



「梓ー。おっはよ。」

私もすかさず手を振る。



そして、駅から学校まで梓と他愛もない話しながら行った。

一番盛り上がったのは転校生の事だった。

情報の早い梓。
転校生は眼鏡男子だそうだ。


どこの情報だ………
眼鏡かけてるとか、顔見なきゃわかんないよね普通ー