聞いてしまったら……

何もかも終わってしまいそうだったから。




楓が離れていってしまう…

そんな気がしたから。



弱いだけなんだ。

すっごく怖いの。



本当のことを知る勇気なんて、ない。


気持ちを伝えれれる勇気なんて……

ない。




…楓?

あなたを好きになっちゃったんだけど

あたし、どうすればいい?





乱れたパジャマを直しながら立ち上がる楓。


のん気に伸びをしながら、欠伸をしてる。





このままでいてもいいのかな?





楓は……

あたしをどんな風に見てくれてるの?