より実感する。 好きだ。 あたし、好きだ。 この人を愛したい、 この人に愛されたい…… でも、どうしよう。 その途端に、震えだした身体。 伝えられる勇気もなければ… 伝える資格もない。 考え出すと止まらなくなる。 とりあえず寝室へ向かうことにした。 まだ湿りが残る身体。 前に進むたびペタペタと音が鳴る。 小さい頃履いていた、ぴょこぴょこサンダルを思い出した。