誰か来たっ! 隠れようと一度立ち、周りを見渡すも… 隠れるところなんてどこにもない。 結局、座りなおして静かに顔を伏せた。 ……パタパタパタ 近くなる足音は、あたしの前でピタリと音を消す。 「………?」 気になって恐る恐る顔を上げると、 にっこりと笑みを浮かべる先生。 「ひょわ…っ!!?」 だらしない声を上げたのは、もちろんあたし。 冷たい頬を一瞬にして温めた、 先生の手に包まれたホットミルクティー。 「これ、あげる」