もしこの世に神様がいるとするなら、 神はとても意地悪な存在だ。 なんで、陽菜ちゃんと 出会ってしまったんだろう。 なんで、陽菜ちゃんと…… 出会わせてくれたのだろう。 それは誰にも分からない、 運 命 とやらの仕業で。 きっとこの先、それに導かれながら俺は流されて生きていくんだろう。 陽菜、少しの間だったけど… たくさんの想いをありがとう。 君を愛した以上に、 俺は………― 家族を愛していくよ。 守っていくよ。