分かっていたけど、認めたくなかった。 また会えると信じていたい。 何もできない無力な俺。 すぐに追いかけるべきだった? ―――でも、陽菜ちゃんはそれを望んでない 分かってるから、余計に苦しい。 あー…… 学生に戻ったようだ。 あの彼女に振られたような、感覚。 頭を鈍器で殴られたような…… あの朦朧とする頭。 陽菜に会いたい。 それだけが俺の心を支配する。 彼女の大きさを改めて痛感する。