「中松……??」

(ハッ………!!)
―やばーい!!
わたしとしたことがみとれちまったじぇ♪♪
気をつけないとキャハ☆☆

『大丈夫だよっ♪♪……っで思い出を作るためにどこからいくの?』
わたしは自分を押さえつつ心を落ちつかせた。

「んぅ〜じゃ……(キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…………)

『鐘なっちゃたね……』

「うん……。」

『どーし…「このままサボッちまおーぜ♪」

『えっ……??』
何をいってるのだろうか?


「だから…さぼっちゃお♪」
耳を疑った。
だって小村くんは絶対に授業をサボったことが一度もないのだから。

『小村くん??』
わたしはもう一度聞いてみることにした。

『あのさ……もう一回、言ってくれる?』

「だから…このままサボッちまおーぜ♪二人で☆」


『なっ…!?なにいってんのさ!!ダメだよ!!!』
だってありえない…!!
小村くんがサボるなんて……

『そうか……』
(シュン……)
泣きそうな顔になっていた。まるでチワワのような落ち込んだ顔でこちらを見ていた。

―うっ……。
そっ……そんな悲しそうな顔で見たいでよ………そんな顔されたら……わたし無理じゃん!!勝ち目ないよ……


『わかった……!いいよ♪』(ニコッ)


「!?……ホント…?!」
急に顔をあげ嬉しそうにこちらを見ていた。

―かっ…かわいすぎる。

『うん♪♪いいよっ!!サボッちゃえ☆』

目をキラキラさせ……
「うんっ!!ありがとうな♪中松っ!!!マジでありがとう☆」

(ドキッ)
『いいよいいよ♪
……さて、どこからいく?』

わたしは気を取り直していた。

「んぅ〜………あっ♪
思い出っていったらあそこだろ♪♪」