「オレさ実は……
転校しちまうんだ……！」
―えっ……?？
突然なにをいってるんだろうか……
「だからさ…中松っ！！」
(ガシッ！！)
急に肩をつかまれた。
(ビクッ！！！！)
『えっ……！』
なに……？
「オレに協力してくれないか？無理にとは言わない………だけど、オレさ1つでも思い出を増やしたいんだっ！！
だから……このとーり！！！
(バチンッ！)お願いだっ！」
『えっ……！？
ちょっと待ってよ………！
きゅ…急になにを言い出すの？小村くん？？』
―突然のことにわたしは取り乱してしてしまいわからなくなり混乱してしまった。
「ゴメンな…？
急にいわれてびっくりしてるよな……ホントにゴメン！！」
『そりゃあ……そりゃあビックリするよっ！！急になに言い出すとしたら転校ってどーゆうこと？みんなにはいったの??』
「いや…まだっ………」
『じゃあなん…「わかってる…わかってるよっ！言わなくちゃいけないことはわかってるよ……だけどまだ言いたくないんだよ……まだみんなに悲しい顔なんてさせられないよ！！」
―(ズキッ………)
そんな顔しないでよ……
そんな悲しそうで苦しそうな顔しないでよ！！
もうこんな顔させたくない。
わたしにできることはただ
ひとつだけ……………。
(ゴクッ……！)
『わかった……。』
「…！！」
「えっ……マジに？
ホントか！？
ホントにいいのか……！？」
『うん……。わたしに出来ることならよろこ…(ぎゅッ！)
『！？』
「ぅしゃっ！！ありがとう！
マジにガチにありがとなっっ！！めちゃくちゃうれしい！」
ニコッ ！！
(ﾄﾞｷｯ)
ずるいよ……
ずるすぎるよ………！！
そんな顔されたらわたし……余計に離れるのがやだくなっちゃうじゃんか！！
反則だ……反則過ぎる！！！
そんなこんなでわたしは小村くんの思い出を作ることになったのだ！！
