「今日は彩ちゃんと一緒じゃないの?」
 「あー、なんか用事あるらしーぞ」
 「そっか・・・」
 「帰るか」
 「え?」
 「もう遅いだろ。どうせ帰り道一緒だし」
 「う、うん」

 どうしよう。心臓がバクバクする

 「傘、一本しかねーから狭いけど我慢しろよ」

 こっこれは夢にまで見た愛々傘!?

 「やっでも・・・」
 「でもじゃねーだろ」
 「分かった・・・」