僕は昔いつも丸坊主で、短パンをはいたような小学生だった。

そのため、全然もてなかった。

いつも飼育委員をやっていて、掃除やえさやりをしていた。

それは、動物が好きだからだった。


よく、裏庭の池のこいに餌をやって何故か池にはまって、

風邪をひいたりしたことがたびたびあった。


「あなた、大丈夫?
 いつもお池にはまって、サー大変な感じになってるよね?
 よかったら、このタオル使って?寒いでしょ?」



「ありがとう・・・・」



よく、彼女を裏庭で見かけることがあったがいつも

遠くからしかみえなかった。

色恋に興味がなかった僕。

でも、この時彼女にあって僕は彼女の存在をしる。



いつも、裏庭に来てはしょんぼりとした顔で遠くを見ていた。


悲しそうな、切ない感じだった。


彼女の瞳の色は美しかった。



そして、僕は彼女に恋をした。


生まれてはじめての恋。


( 初 恋 )




~僕にとっての初恋の君~