「そうだよ。了解したのは、私だもの。
 責任は、って何もないけど。
 健太君が暴走しないように、見張るはよ」


大切な友達の由香。

ここに引っ越してきて、5ヶ月位、立ってるなー。

由香のこと、守りたいって気持ちになる。

おせっかいかもしれないけど、由香のこと、

大事だから、高校生で初めての友達。


「ええ!お前健太見張るって、あいつそんな野獣じゃ、
 ない・・・はず。俺も少しは、警戒しておく」

「野獣って、浩史あんた健太君のこと、そうゆう風に
 思ってたの?そんなに危険な男だったの?!」

「あー、違う、違う。あいつはイノシシみたいに、
 一直線な奴だから」


亜美は、まったくもう。といいながら、浩史の

横を歩く。


横断歩道を渡って、あと4分も歩けば、


駅に到着する。



8人の旅は、これから始まる。


夏の太陽は、おせっかい。


いいや、心配性かな?



月と太陽は惹かれあうものだから。