「おっまたせ~、百合登場!」

「百合、が来た所で、全員集合かな?」

ここには、
亜美、由香、梨乃、百合子。

浩史、綾斗、松田 洋平。

7名がいた。


「あれ~?この人うちのクラスの、
 人じゃないんじゃないの?」

百合子は斜め前にいる、洋平をみていた。

「あ、こいつ俺と一緒のクラブの松田洋平、
 4組の奴なんだ。俺の友達なわけ」

「こんにちわ、はじめまして。
 松田 洋平っていうんだ。
 よろしく、浩史とは友達だから」

「ふ~ん、私は平原 百合子。
 好きによんでね~。て、みんな
 もう自己紹介ずみなわけー!?」


こくんと一同、うなずいた。

先にもう皆自己紹介が終わっていたのだ。


「ごめんね、百合。だって、
 百合呼んでも来なかったから。
 先に皆紹介しあってたのよ」

亜美がすまなさそうに、百合に言った。

「もう、亜美っ~。
 何で皆集まってるわけ~?」


「あのね、夏休みにうちの別荘に旅行に、
 行かないかって話してたの」

「別荘?って亜美のお家所有なわけ?
 亜美ってお金持ち?」


あれ、百合すんごく疑いの目で
私をみてる。
本当の話なんだけどな。