「…で、学校は楽しいか?」 カップをソーサーに置くと、お姉ちゃんは一番気になることを切り出した。 お兄ちゃんも、その話題が出た途端に静かに。 …言わなきゃダメ、か。 「別に…普通だけど?」 「そうか。なら良いんだ」 にっこり笑って、お姉ちゃんはそう言った。 「学校は良いぞ!何より友がいるってのは面白い!」 お兄ちゃんも熱血教師みたいに学校について熱く語っていた。 「蒼、うるさいぞ」 お兄ちゃんを止めたのは、もちろんお姉様。 美月家で、お姉ちゃんは一番の権力の持ち主だ。