ニュースなんてそんなもん。

すぐに忘れられちゃう。
だったら取り上げんなって。

「舞実ちゃん~
学校はぁ??」

「今行くよ~」

そう言ってあたしは階段を駆け下りた。

「美咲さん声大きすぎ!
近所迷惑じゃん」

美咲さんは、一応あたしの
保護者。
お母さんでもなければお姉ちゃん
でもない。