それは、俺の携帯ではなく由緒のものだった。
「おばさん!?
どうしたの??」
少し焦ったように話す由緒。
「え!美咲が!?」
美咲と言う名前を聞いてをれは正直焦った。
「ホント?!
え…」
その瞬間に由緒は俺に怒りの目を向けた。
「…んだよ?」
バチッ……!
!!!?
「なにすんだよおい!!」
俺は思い切り由緒の平手打ちをくらった。
「美咲、生きてた!」
だったらなんで平手打ちなんだよ。
「そりゃよかったじゃねーか。
じゃあな。」
そう言って帰ろうとを向けた時、
「待ちなさいよ!
美咲、美咲が!!」

