その女は俺を見るなり
「付き合って下さい。」
そう言った。
俺は酔っ払っていたこともあってすぐにオッケーをした。
て言うか付き合うってことの意味取り違えた。
俺はヤるために付き合うんだと思った。
それが本気だっのか。
そうして俺はなにも考えずに…
それで妊娠したのか。
「思い出した?」
思い出しはしたけど、自殺する意味は分からない。
「俺のせいじゃねぇじゃん?
ヤんねーなら帰るわ。」
まだどこかでその子供は俺の子じゃないと思っていた。
だからまだ余裕こいていられたんだ。
「美咲、あんたに迷惑かけたくないけど産みたいって言ってた。
でも親に反対されて、でも諦めずに頑張ってた。」

