なんで俺が責められんだよ? 「美咲は本気であなたに恋してたのよ。」 俺に? 俺に本気で恋? 「それで?」 すきだからなんだってんだ。 俺は関係者ねぇ。 「あんた、 美咲とするとき避妊した?」 そんなことを聞くってことはもしかして… 「美咲はあんたの子を身ごもったのよ!」 俺の子? それは、中1だった俺にとっては衝撃的なことだった。 「ば、ばかいえよ! 俺は避妊しなかったことなんてねぇよ!」 そうだよ。 いつもかならずゴムつけてた。 「いつもはね。 あんたが正気だったら。」