私の敵はチビ会長ッⅡ



















ガヤガヤとうるさい廊下を会長と通る




いつもは会長がいるだけでうるさい女子も、

クラス分けに夢中なようで幸いにも視線が少ない




まぁでも、常人では考えられないほどの

注目を浴びているのは確かなのだけれど…



この男は。






あたしの隣で声をかけてくる生徒に笑顔で対応する会長をチラッと見る





うん…なんていうか。


格好良くなった。



いや元々格好良かったけど、

背が少し伸びてて、大人っぽくなったというか


前髪をピンで留めていて、色白な額が惜しげみなく披露されてるのとか。なんかもう眩しい。





不意に、バチっと目が合う




あっ……






「なに見てんの」



フッと笑われ、カァと頬に熱が帯びるのを感じる



「べ、別に見てない!!」




慌てて否定して、あ。と気づいた



もしかして…今のとか、

あたし全然可愛くなくない?



ここは素直に「うん。だって格好良いから」とか言ったほうが可愛かった!?

それに実際見てたしね!!





もんもんと考えていると、

不意に隣で動く気配がしてそちらを見る




そこには、二ヤっと意地悪く笑う会長


ポンっとあたしの頭に手を置いて



「へんたーい」


と、そのままグシャグシャっとする。



な、誰が変態だ!だれが!!



「だから見てないってば!」

「はいはい。あ、着いた」




興味なさそうに軽くあしらいながら、

ガラッとどこぞの教室のドアを開ける会長




へ…?


2-6?




「会長…?ここって」


既に中に入りかけていた会長は、あたしの呟きにきょとんとした顔を見せ、

一緒になって『2-6』のプレートを見た


そして、あぁ。と納得する





「生徒会役員は、事前にクラス分けを聞かされてんだよ。どっかの誰かさんはサボりで来てなかったけど」




ど、どっかの誰かさんって…



言うやいなや、さっさと教室に入っていってしまった会長に、ぴくりと頬が引きつった。





ね、根に持ってやがる…


春休みに大変お忙しい時期に、家族で海外にのこのこお出かけしてきたあたしに



ちゃんとおみあげ送ったけど、ダメだったのか!!





仕方なくあたしは、一人寂しくクラス表を確認しに行った。