龍牙side

『キャー!龍牙様ぁ〜カッコイイ!』
『龍牙様〜こっち向いてえ〜』
はぁ…うぜぇ〜
吐き気するわ…
化粧濃いし香水臭いし…
まぢ朝から気分悪〜
『よっス!モテ男は朝から大変だね〜』
「亮、助けろ…まぢめまいすんだよ…」
亮…こいつは昨日からやたらとつきまとってくる
ま、友達…とでもゆうかな…
まぢだりぃ…
そう思いながら教室に入った。

あ…いた。
桐谷雫…怒りっぽくて餓鬼…ぷっ
あんな新鮮な奴久しぶりに見た

「おいっ!」
「ぅわぁっ!もう!いきなり何よ」
「俺に おはよ の一言も言えねーのかよ」
「はぁあああ?っざけんなあ!なんであんたなんかにおはよとか言わなきゃなんないのよ!頭おかしいんじゃないの?」
イラッ…
今まぢでムカついた…
「チッ…ちょっと来い」
そう言って雫の腕を掴み無理矢理
階段に連れてった。
ここの階段は人気が全くないと言っていいほど静かで暗かった。
ま、俺にはこんくらいがちょうどいいけどな。

「ったいわね!なによ!何なのよあんた!」
「ぁあ?誰に向かってあんたって言ってんの?お仕置き決定だな…」
「は?お仕…置…き…?」
「ふっ」
「………!!んっ はぁ…んんっ」
「お仕置き終わり♪あんた…意外といい声出すね(笑」
やばい…理性が…゛
キスだけで我慢出来てる自分褒めてやりてぇよ…
キスだけすると俺は教室に戻った…
数分後…顔を真っ赤にした雫が入ってきた。教室がざわついた。

『おい。お前さっき何やってたんだよ』
…?なんだこいつ…何腹立ってんだよ
まぢ意味わかんね…
まさか…こいつ…あいつの事が好きなんじゃ…?
「何でもねぇよ…ただ話してただけだ」
『あっそ…ま、学校一のモテ男君は特定の女の子とか作らねーもんな』
こいつ何が言いてーんだよ…
なんかモヤモヤする…気持ちわり…
そう思いながら俺はサボるために保健室に向かった。