しばらくぼーっとしていると 背後に気配を感じた。 そっと振り返ると… そこには一人の少年。 170㎝は越えている高い身長 まだ幼さの残る整った顔立ち 色は明るく、柔らかそうな髪 …一瞬見とれたが すぐに気を取り戻した。 どうしようか… 二人の間には しばらく沈黙が流れた。 よし、帰ろう。 すぐに、帰ろう。 そう思って立ち上がったとき 「あのっ…」 少年が声をかけてきた。