「大丈夫よ。向こうに行ってから晶(あきら)君と翔(かける)君と食べればいいの。」 なるほど。 さすが、おばあちゃん。お兄ちゃん達と食べればいいのか。 一人で納得していると、それまで黙っていたおじいちゃんが口を開いた。 「咲、金の事は心配いらない。こっちの高校に通えばいいんだぞ。わざわざ県外に行くことはないんだ。」