桜祐「わりぃ…今日は用事あるから…!……うん…うんっ!わかった!じゃ明日な!」




今日皆で飲みに行かないかって誘いを嘘をついて断った。



今日は……。な?



親友との思い出のバーで。
一杯する約束があるからね。




「マスター!来たよ!!」



「桜祐ー!!よく来たな!」



久しぶりに来たというのに
店の雰囲気は前と一緒だ。



「久々だなぁこの雰囲気…」




「桜祐、少し変わったんだぜ?気づけよなぁ。」




そういって自分の髪をかき上げた。




「んあれっ!?マスターパーマかけたんだぁ!」




気づかなかった!

なんだか雰囲気は変わってないなぁ〜って思ったけど、マスター、馴染んでて気づかなかったよ。



マスターは嬉しそうに髪型について語っている。



何でも彼女がそういう仕事で実験台にされたとか…。




「それって嬉しいことなの?笑」





「彼女のためならさぁ」







その時だった。