夕食にはシチューを作った。
人に食べてもらうのなんても初めてで彼女の顔をまぢまぢみてしまった。
『…そんなに見られたら食べずらいじゃん』
「……ごめん…!まずかったらどーすっかなぁって……」
『おいしいよ。』
「え…?」
彼女は素直だ。
恥ずかしいことも全て正直に話す。
『おいしいって。』
「そ、そっか…!よかった」
嘘じゃない。
でも、自分を見せてはくれなかったよな。
「風呂先に行けよ。俺レポートあるし。」
『うん』
いい子なんだよな
悪い子には見えないんだ
家庭で問題なんて、どんなんだろうな。
聞いてみたいけど…
だめだよな

