「どうする?一旦家帰って着替えとか持ってくる…?」
『……知り合いのうちに…、全部詰めたかばんおいてある。』
既に荷物をまとめておいていたらしい。
本気で家から出てきたんだな。
俺達は彼女の「知り合いの加奈子」の家に向かった。
「沙織〜っあんたがうちくるなんて久々じゃーん!」
『加奈子のうちにさ、前に来たとき置いてったボストン取りに来たんだけど』
「あぁ!おっけぇ!ってゆーか沙織、あれ誰誰?彼氏〜♪?」
『そうゆんじゃない。』
「またまたぁ〜笑 かっこいいお兄さんじゃん!」
『だからそーゆんじゃないの。』
「はいはいっ、待ってて今とってくる!」
『うん』

