『ちょっと…!』






「わかった」









また彼だった





『離してよ…!あたしは帰らない!!!』













「お前の言うことわかったから」














『………え』









「乗って。」





目の前には車。










『…………』






「……家にはかえさねーから」





彼が車にあたしを押し込んだ。






それからというもの彼は一言も口を開かない。