別に深く関わる気なんてなかった。 お兄さんに頼まれたからって仲良くしていこうと意気込むこともなかった。 可愛い子だな。 そう思ったのは本当だけど… でもそれは単純に思っただけなんだから… そう思ってたのに… 「あ!金…!!!」 俺がお金を返しに彼女の病室に向かったことから始まった。 トントン 「失礼しま〜…」 彼女が寝ているものだと思っていた俺は部屋に入るなり驚いた。 「おいおい…何してんだよ…!」