「えーっ!!一目惚れしたぁ!?てか合コンーっ!?花梨そんな話聞いてないよ!?」



「だから今言ってるじゃん♪」


「でっでっ、香織が一目惚れするくらいの男とは!?」



「そりゃもうかっこいいの。そこら辺の雑誌のモデル以上!桜祐さんっていって、医学生で理学療法士目指してるんだって♪」



「理学療法士?素敵!完璧〜!憧れちゃうね、それは〜」




「…だからあたし、陽平と別れるんだぁ〜」


「そっかぁ〜………って!えっ!?本気!?最近付き合ったばっかりじゃん!」


「……別に陽平の一方的な感情だし、………もう飽きちゃっかな〜」



「あ…飽きた…?」



「桜祐さんは、何か冷たいし、アドレスも番号もかいたメモ渡したんだけどもう一週間連絡なし。」



「だったらわざわざ別れる必要なくない…?陽平、香織にぞっこんなのにさぁー…」





「だからつまんないのよ。陽平は女の子の間で人気だったし、頭いいし、かっこいいじゃない?でもさぁー…、簡単に手に入る男っていうのにもういい。…あたし、桜祐さんを本気で落としてみせる!」