高校の三年間。


私は伸也のことがずっと好きだった。



伸也はいつも中庭で、仲間と一緒にブレイクダンスを踊ってた。



汗を流して、踊っている姿。



それを近くで見つめられるだけで、私は幸せだった。



「お前もダンス、好き?」



だから、伸也に話しかけられた時は嬉しくて仕方なかった。