二人で近所の安いスーパーで、缶酎ハイを買って、とことん飲み明かした。 授業に二人で寝坊して。 着替えがないから、伸也のダボダボのパーカーで講義を受けて。 幸せだった。 伸也のパーカーをギュッと抱きしめた。 「好き…大好き……」 そのパーカーは今でも伸也に返していない。