ど・・・どうしよう・・・



さっきまでのざわめきは聞こえない

あたしと先輩の声だけ。




ホラーハウスがいやでここに来ちゃったけど

どうすればいいか・・・わかんないょぉ~




このドキドキ聞こえてない?

自分の鼓動がうるさくて仕方ないょ。




「そのみちゃん?」



「は・っ・・ぃ?」


情けない声。




「今日は楽しかったよ。」



「せんぱぃ・・・」



「なんか・・・たくさん笑った気がする」



窓の外の薄暗い夜景をみながら先輩が言った