怒濤の一日が終わろうとする。



クリスマスイヴ。pm10:00。


閉店時間になった頃


いつからか窓の外で煌めきだしたイルミネーションたちにやっと気づいた




「そのみ~もう閉めるから…外してきてくれる?」



朝かけたopenプレートを外しに外に出ると一層冷たい風が頬をかすめる



「さむっ…」


ブルッと震える身体を丸くして急いで店に戻ろうとした








「そのみちゃんっ!…」





聞きなれた声に振り向くと



そこには先輩の姿があった。