隣に誰かいるなんて忘れるくらい泣いてしまった茜色の公園のベンチ




何も言わずに隣にいてくれる吉原くん







「・・・ごめんね・・」




ホント、吉原くんには謝ってばっかりだね・・・






ポンポンと優しく頭を撫でられた




背中にオレンジ色を背負った彼は

今までで一番悲しそうな顔をしていて

余計に泣けてきちゃうから






「———っごめっ・・・」





最後まで声にならなくて

だけど謝りたくて・・・