先輩が、あんなに大胆だったなんて・・・信じられない。
私、先輩と一緒にこれからくらしていけるかな?
・・・なんて、あれから意識しすぎだよな~?
気にしない、気にしない。


「・・・おっす!」

この声・・・私の胸がドクドクなっている。


「俊介先輩!」
も~朝早くでてきたいみないじゃん!!


・・・そして、けっきょく一緒に登校しなきゃいけなくなった。



「きーんこーんかーんこーん」

「亜衣!!3年生の教室行こう!!」

「あっ、ごめんっいま購買に行かなきゃいけないんだ!!」

「・・・わかった」


「せーんぱーい!!」
「お弁当・・・きゃっ」

「・・・あんたは、妹だからってうざいんだよ!!」

バシッ、お弁当が、地面に叩きつけられた。

「・・・お~ま~え~」
あっ、先輩みてたんだ!!
「俺の弁当になにしてくれんだ~」

「ひっ、にげろー」

「こらまてー」

・・・先輩、私のために・・・

こうして、私は、先輩をだんだん意識するようになった・・・