「おまえ、俺のなにを聞いた!」
俊介先輩が、若干キレぎみで聞いてきた。

「えっ・・・なにも・・・」

「ほんとうだろうな~」

「えっ・・・うん!」

「おまえを信じてやろう!」

ホッ・・・たすかった・・・一時はどうなるかとおもったよ~
でも・・・あの、俊介先輩のあの動揺の仕方、なんかきになるよ~
あっもしかしてありえない趣味があるとか?それとも・・・本当はヤンキーだったとか・・・
もしそれでも、気になる~
あとで、竜助さんにきいてみよ~!



「・・・ねえっ、竜助さんっ、俊介先輩ってなんか誰にもいえないことってありますか???」

「え、なんか・・・?えーと・・・」
「あっ、あいつ、ああ見えて真利ちゃんに惚れてるんだよ!!」

「・・・」
「ええーーーーーーーーーっ」
あの、俊介先輩が?ありえない!

「あいつ・・・4年前岩井スイミングスクールに、かよってたんだ」

「あっそこなら、私も、かよってました」

「うん。そこで、真利ちゃんが、・・・」
それから、竜助さんは、いろいろなことを、話してくれました。
先輩は、中等部の私を追って、この学校のはいったこととか、私のお母さんと、結婚することを、話したら、すごく、しょんぼりしていたことととか、再び会えた時、テンションMAXだったとか。
私、今度から、お兄ちゃんってよんでみようかな。

おっ話してみると、

先輩が!

「おーい!俊介おにいちゃーん」