本格的な巫女修行は成人を迎えてから、まぁ、あと4年は余裕があったの。


私は文学は乏しいものの体術や剣術とか、そういうスポーツ系はずば抜けてたから集中力だけはあったんだよね



とまぁ言ってみたが、実のところ確かに本格的な修行は元服を迎えてからだったけど舞いや術はその頃から覚えさせられたかな。実際親と一緒に森に着いていって妖怪退治してたしね…




あ、そういや名前言ってなかったよね。その幼なじみは鎖桐 与那(サキリ ヨナ)っていう男の子で私は白神 狭也(ハクガミ サヤ)。苗字が違うだけ(笑)


光火智岼様の巫女は代々「宮菜姫(ミヤナヒメ)」の異名を持ってて、元服を迎えると同時に私はその名を与えられたかな。